無理な借り入れより生活保護を!カードローンの利用は出来ない覚悟を

皆様も生活保護という言葉はご存知だと思います。生活が困難な方に支給されるものですね。実際には生活保護法によってしっかりと基準があり、生活に困窮する国民に対し、困窮の程度に応じ、必要な保護を行うという法律です。これは、「預貯金・生命保険・不動産などの資産や、稼働能力、また他の法律による援助・扶助などの全てを活用してもなお生活に困窮する場合」という条件が付いています。

憲法によって、「全ての国民は健康で文化的な最低限度の生活を保障される」と、されています。ですから、生活保護は無差別平等に適応され、また不正に受け取ることは許されません。つまり、生活保護を受けているということは、生活をしていける収入がないということなのです。

このように生活に困窮する方において、カードローンを利用出来ないかとの質問を受けることがありますが、カードローンというのは、安定した収入のある方に限ります。収入が無くて生活保護を受けている方ではご利用出来ません。確かにお金を必要としている点で、借り入れを望まれる気持ちもわかりますが、返済能力の無い方へはお金は貸せませんね。

さらに、以前には生活保護を受けるよりカードローンを利用した方が世間体が良く、周りへのダメージも少ないといった話もネット上で流れましたが、それはとんでもないことです。無理にお金を借り入れるよりは、キチンと生活保護を申請しましょう。そして、返せないお金は絶対に借りてはいけません。生活保護を受けていても、お金に困る場合もあるでしょうが、そこは我慢して乗り切りましょう。

また、生活保護を受けている場合は、カードローン会社の審査も通らないのが普通ですが、中には通ってしまうカードローンもあるかもしれません。しかし、そういう会社は悪徳業者である可能性も高いので、くれぐれも注意して下さい。そして、生活保護を受けている以上、苦しくてもその範囲で生活をしていくことが大切なのです。

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