過払い請求はする価値あり!?その後の対応が心配なのですが・・

最近、弁護士事務所の広告で良く見かる債務整理という言葉をご存知でしょうか。カードローンなどを利用し過ぎ、多重債務に陥り、返済に困るという人が増えたことによって、こうした相談が人気なのです。では具体的に、債務整理というのはどんなことをするのかといえば、ローンを一本化したり、過払い請求をしたりします。

過払い請求というのも最近よく聞かれる言葉ですが、これは余分に払った利息分を返してもらい、少しでも負担を軽くするというものです。いわゆるグレーゾーン金利というものは、出資法の上限は超えないものの、利息制限法の上限は超えるという金利のことを言いますが、以前はこのグレーゾーン金利での借り入れが多く、法定金利以上を支払っていた人が多かったのです。その多く払っていた分を返してもらおうというもので、貸金業法の改正によって、請求が可能となりました。

そのため、借金を滞納していたり、多重債務に苦しむ人がカードローン会社に請求するパターンが増えたのです。この過払い請求は法律に則ったものですから、本来、信用情報機関にも登録されることなく、信用には傷がつくものではありません。しかし、借り入れ先によっては事故扱いとして報告がいく場合もあり、そうすると、信用を無くし、新規の借り入れなどが出来なくなってしまいます。とても不利に働いてしまうのです。

もちろん信用情報機関に開示請求し、過払い請求の記録が登録されていれば、問題にすることは可能ですが、とても面倒になってしまいますね。そうならないためにも、過払い請求をする際には、弁護士か司法書士に相談するのが良いでしょう。手続きや法的手段などは、やはりプロに任せるのが一番です。

そして、過払い請求をしたカードローン会社、もしくはその提携会社には、もう借り入れの申し込みは出来ないと思った方が良いでしょう。いくら信用情報機関に登録されないからとはいえ、顧客情報はその会社に残っています。請求自体は違法ではないものの、会社にしてみれば良い印象は無く、審査に通るのは難しいでしょう。

また、まだ完済していないカードローン会社に過払い請求をしたい場合は、それ以後の対応を考え、出来れば完済をしてからにしましょう。請求は完済してからも10年間は請求が可能なので、断然その方が良いでしょう。

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