借り入れ額決定の要!年収は法律でも制限される重要な審査事項です!

カードローンの借入限度額というのは、審査によって決まります。最初は低めに設定されるものですが、キチンと返済をして利用を続けることにより、増額が可能となる場合があります。しかし、借り入れ限度額には法律で上限が決まっているのをご存知でしょうか。

1990年3月の貸金業法改正に伴い、総量規制という規則が出来たことにより、個人がお金の借り入れをする場合、年収の3分の1までしか借り入れ出来ないようになりました。それ以上の借り入れは、返済が困難であり、多重債務の原因になると判断されたからです。

つまり、最終的に借り入れ額を決定する要となるのが年収だともいえるでしょう。もっとも、この規制にも例外があります。消費者が一方的に有利となる借り換えの場合や、緊急医療費の為の借り入れなどです。また、除外としては、住宅ローンや自動車ローンなどがあります。しかし、カードローンに限っては、ビジネスローンを除いて総量規制の対象となっています。

ただし、総量規制は貸金業者が対象であり、銀行での借り入れは対象外となります。ですから、銀行のカードローンを利用すれば、審査に通った場合、年収に囚われない多額融資が可能だというわけです。これが銀行のカードローンの最大のメリットともいえるでしょう。このメリットを利用して、銀行では複数のカードローンをまとめてひとつにするおまとめローンを強くアピールしています。

この総量規制により、年収が重要な審査事項となるため、アコムでも50万円を超える借り入れを希望する場合、また他社からの借り入れと併せて100万円を超える借り入れを希望する場合には、給与証明書(直近1カ月分)や源泉徴収票などの収入証明書の提出が必要となります。

このように、審査で決定、そして増額可能な借り入れ限度額ですが、その上限は最終的には年収で決まるということを知っておきましょう。そして、いくら年収の3分の1を超えないからといっても、返済が困難になるほどの借り入れは禁物です。

閉じる